マウスピース変えるタイミング

大友拓哉

トランペット奏者・講師の大友拓哉です!
トランペットに役立つ情報をブログやYouTubeにて配信中。基礎を楽しく深く学べるような配信を心がけていますので、よければ是非ご覧下さい。

皆さんはマウスピース選びに対してどんな考えをお持ちでしょうか。


・悩む暇あるなら練習せい
・0.01mmの違いも影響大!
・中学からずっとコレですetc...


色々な考え方あると思いますが、どれも正解なのではないかと考えています。


目的としては『理想の音へ近づく』が主に挙げられると思うのですが、その方法が1つだけになってしまうと煮詰まり傾向になります。


一つの手段として『マウスピースの変更』という引出しをもっていても良いのではないか、というの大友式です。


本日は大友なりの変え時判断基準や注意点をまとめてみました。


もしよろしければ最後までご覧下さい。



●基本的な考え方

『靴選び』に似ていると言われています。

生徒さんに、マウスピースの変更の提案をすると

『私にはまだ早い』
『違いが分かるレベルに達していない』etc...

そんな声を聞きますが、靴選びで考えてみましょう。



【例】
足の大きさ26.5cmの人が23cmのスニーカーを履き、毎日ランニング。

かかとは踏んでいて、見かねたコーチからサイズ変更を提案。すると

『私にはまだ早いので』
『そのレベルに達していないので』

と言っていたら、効率悪い事がなんとなくお分かり頂けるかと思います。


●変更を検討すべき人

先程の靴選び理論で行くと

①サイズ・形状・素材等に違和感を感じている

優先順位としては最も高く、分かりやすい判断基準だと思います。

割と何にも考えず、まずマウスピースを口に当ててみます。

その時の直感で、サイズ感や口当たりの良さをチェックしてみましょう。

歯並び、唇の大きさ、奏法etc..

様々な要素のバランスによって、しっくりくるメーカーやサイズ感は本当に様々です。


また、素材によっても口当たりは大きく異なってきます。

銀メッキ、金メッキ、ピンクゴールドetc..

僕が組んでいるスモークドブラスクインテットの露木Pのマウスピースのリムは緑色です。

詳しい素材は忘れてしまいましたが、色々試してみると新しい発見もあるかもしれません。


加工料は別途かかりますが、興味のある方は是非お試しください。

②用途・理想にあっていない気がする

奏者の技量による部分もありますが、マウスピースが助けてくれる部分は大いにあると思います。


ビックバンドでハイトーンギュイギュイいきたいのに深めのマウスピースを使ったり、

オーケストラでシンフォニックな音色を出したいのにお皿のような浅いマウスピースを使ったり


深さ、大きさ、形状、素材、スロート、バックボアetc...

それぞれに変化があると、音色や吹奏感にも大きく影響してきます。


どこが変化すると、どんな違いが生まれるかは解説してくれているサイトが多数ございます。

興味のある方は調べてみると面白いかもしれません。



③気分があがらない

いや、これは、その、すみません。

でも、奏者のモチベーションは大事だと思っています。

勿論、上記①.②に影響のない範囲で気分あがるものをお探し下さい!


その昔、ヤマハカスタムGPの特殊な形状に憧れて試してみたものの、

歯並び的にどんなに工夫しても吹きづらく断念した経験があります。


靴選びもサイズ、形状が合って、そこから好みのデザインを選ぶと失敗がないと思います。


ちなみに大友は、リムだけ金メッキ加工する事にハマっています。

理由は、気分が上がるからです。


●変更時の注意点

①直近に本番がない時が理想

直接唇に触れる部分を変えると言う事はトランペッター的には大イベントです。

変えた時は良い感じていても、2〜3日吹くと悩み始める事はよくあります。

時間のある時にじっくり試しましょう!

②一度変えたら1週間は戻さない

新しいものに変えると言う事は、奏法やバランスも多かれ少なかれ変化します。

不安になる気持ちはよく分かりますが、ここで戻してしまうと奏法迷子になりやすくなります。

腹を括りましょう。


③試奏してから購入がベスト(例外はある)

なんせ直接唇に触れる部分ですから(3度目)、

楽器屋さんに連絡をとり、試奏して判断する事をオススメします。

マウスピース(楽器本体も)は同じモデルやサイズでも、個体差があります。

試奏する際は お店にお願いして、同サイズ・モデルのものを全て出してもらうと良いものに出会える可能性がグッとあがります。、


例外ですが、メルカリなどのフリマアプリを上手に使うと安価で手に入れる事が出来ることもあります。

ただ、試奏ができないので失敗する可能性も大いにあり得ます。

出品者さんと密に連絡を取り、写真をみて『良物センサー』を会得している方は試してみると面白いかもしれません。




いかがでしたでしょうか!

マウスピースの変更時の基本的な考え方や注意点、替え時判断基準の大友なりの考え方をご紹介しました。


大友もお正月休みにマウスピース新調しました。メルカリで。


失敗覚悟で購入しましたが、今のところ最高にお気に入りです。

まだ3日目なので調子に乗らず丁寧に向き合いたいと思います。


それではまたお会いしましょう!

さよなら!

トランペット奏者 大友拓哉ウェブサイト

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