譜読みの心得
演奏レベルがあがると、合わせて取り組む曲の難易度もあがります。
その時に誰しもぶつかる問題として
譜読み
運指・リズム・音域etc...どんどん複雑になり、脳みそパンクした経験、大友は何度もあります。
本日は新しい譜面に取り組む際、譜読みを効果的に行う3ステップをご紹介します。
はじめに
よく演奏しながら音を確認する方を見かけます。
一見すると効率良さそうですが、大友の考えは逆 非効率だと思います。
"演奏"と"譜読み"は別作業で行うべし!
譜読みができていない状態
→設計図ができていない状態です。
デメリットとして
・調子崩す
・調子を戻すという作業が追加される
・余計に時間かかる
という悲しみ3コンボが挙げられます。
それでは譜読み3ステップ参ります!
①楽譜を見ながら音源を聴くべし
楽譜=設計図です。
ただ音源を聴くのではなく、楽譜を見ながら聴くことがポイントです。
目の前の楽譜をパーフェクトに演奏したらどうなるのか?
完成形のイメージがある状態とない状態では、譜読みの進行率は大幅に異なります。
たまーに音源聴かないで譜読みする事に生きがいを感じている人見かけますが、どうしてなのでしょう。シンプルに意見が聞きたいです。
完成形のイメージ、大事です。
②"ドレミ唱"で歌うべし
ルルルーでも良いですが、音名が効果的、音程をつけると最強です。
どんなに短くても、ゆっくりでも構わないので、メトロノームをつけて歌いましょう。
目安は3回連続できたら実力です。
③"ドレミ唱+指"で歌うべし
最終ステップは②の作業に運指を追加です。
金管楽器は音によって管の長さが異なります。
指をテキパキ動けないということは、音の通り道が完成していない状態での演奏になるのでSo Bad.
繰り返しになりますが、ゆーーーーーっくりで問題ありません。
読譜レベルにもよりますが、
テンポ マイナス2〜30設定
→原曲の雰囲気を壊さずゆったり練習できます。
半分のテンポ(ex:♩=120 → ♪=120)
→息をたっぷり使う癖をつけられる最強練習・気づいたら暗譜している特典つき
本当に訳分からん曲や、本番で特にカッチョよく決めたい曲は半分でさらいます。大友は。
メトロノームをつけて、確実に脳内に楽譜を落とし込んでいきましょう。
ここまでが確実にできた状態でトランペット演奏すると、あら不思議。読譜はほぼ完了。
補足
・運指を書くことは恥ずかしくない
書かない事にプライド持つ方もいますが、それにより迷った演奏になると調子崩します。
書く事によって、その迷いがなくなるのであれば積極的に書くべきです。
が、以下はそれでも覚えたい方向けのお話。
中学時代、楽器を始めたばかりの大友少年は全部の音に書いていました。
が、当時の顧問が月に20曲くらいもってくる新曲ジャンキーだったので、
『このままでは右腕が死ぬ!』と悟りました。
後輩ができた時に運指分かってないのはダサいなーと思った大友少年は
ひと月に1音ずつ書くのをやめていけば1年で12音覚えられるやん!
閃きました。
今月は0番はかかない!来月は2番もかかない!その次は1番もかかなi.......
参考になるか分かりませんが、よければお試しください。
まとめ
大友の生徒さんには大人から始める方が多数います。
『譜面を読むのは中高のテストぶりです!』
なんて方も今回のやり方を2〜3ヶ月、長くて半年もすればスラスラ読めるようになっています。
楽譜からの情報が正確に読み取れることは、演奏の質をグッとあげる事にも必ず繋がります。
楽しいトランペットライフをお送りする為に、この記事を是非お役立て下さい!
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