お手入れ(基本編)
諸説あると思いますが、大友流をご紹介です。
まずは全体を通して必要な道具はこちら
①バルブオイル
サラサラした軽めの油です。
②グリス
粘り気のある重めの油です。
③楽器用スワブ
管内の水分を取り除ける優れものです。最近見つけたオススメを貼っておきます。
④マウスピース用スワブ
マウスピース水洗い後にシュッと一拭きです。
⑤クロス
楽器に付着した汚れをシュッと一拭きです。
⑥楽器への愛情
Priceless
必要なものが全て揃ったら、LETSお手入れ。
◆演奏前
・ピストン部にバルブオイル
・1番管、3番管にバルブオイル
(下図赤丸部分)
何番管か分からないそのあなたに写真をパシャリです。
1番ピストンに繋がっている管が1番管で、3番ピストンも同様です。
『動きが悪くなった時のみさせば良い』という方もいますが、大友はNoです。
●ピストン部分
銀色部分のみチョンチョンチョンです。
この際、水分が付着していると効果が半減します。
しっかり拭き取ってから、油をさしましょう。
油をさしおわり、しまう際に注意が必要です。
各ピストンに数字の刻印があります。
刻印が手前にくるようにしまいましょう。
こんな感じです。
ここを誤るとどうなるか
息が通らなくなります。
ピストン取り出してみました。
銀色部分に穴が空いています。
ピストンを押すと、管と穴が一致し、息が流れます。
誤った向きで入れてしまうと、穴と管が一致しなくなり、息が流れなくなります。
微塵も流れなくなります。
もう一度言います、
微塵も息が流れなくなります。
各管しっかり数字が手前にくるように気をつけましょう。
●1・3番管
上の理屈で行くと、ピストンを押してない状態の管内は真空状態です。
各管に繋がったピストンを押しながら管を動かすとスムーズに抜けます。
押さないで動かすとキュポン!と肝が冷えるコースなので、大友はオススメしません。
ピストン同様に、水分を拭き取り、チョンチョンとまるで愛するウサギを愛でるかのように油をさしましょう。
◆演奏後
さて1日の演奏が終わりました。本人もヘトヘトですが、楽器もヘトヘトです。
・マウスピース水洗い
・マウスピース&楽器の各管にスワブを通す
・楽器表面についた汚れをクロスで拭き取る
基本的に上述の余計な水分を取り除く作業です。
●マウスピース
お水で汚れをとりましょう
表面の水分を拭き取り
マウスピース用スワブで中の水分をシャッと一拭き。
●各管スワブ通し
こいつを
こうして
すすすーーと通すだけです。
まるで風呂上りかのようにサッパリ気分を味合わせてあげましょう。
あとは『お疲れ様。また明日もよろしくな★』と伝え、抱きしめてあげれば100点満点です。
いかがでしたでしょうか。
今回は毎回演奏した前後にやっておきたいお手入れを詳しく掘り下げてみました。
娘がぐずりはじめ、後半の内容が雑になりはじめた気はしますが、分からない点あればコメント下さい。
愛着を持って、楽器の状態をよく観察し、楽しんでお手入れしていけると良いと思います!
それでは!
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