大友が物申すシリーズ①

大友拓哉

トランペット奏者・講師の大友拓哉です!
トランペットに役立つ情報をブログやYouTubeにて配信中。基礎を楽しく深く学べるような配信を心がけていますので、よければ是非ご覧下さい。

梅雨、蜂、くしゃみする時に手をおさえられない人はどうも得意になれないまま30歳を迎えようとしています。
どうも、大友です。


最近すっかりYouTubeにハマり、気持ちはユーチューバーです。プレミアム会員になりました。


バックグラウンド再生もできるので、別作業しながら同業の投稿動画聞くのが最近の趣味です。


さて、本日は経堂レッスン。これまた個性派揃いの面白い教室です。


今日はちょっと気になるお話を一つ。


中学1年生の男の子が、顧問の先生からアンブシュアを変えるよう言われたそうです。


上の響かせ方はもう少し修行は必要な様子はありますが、アンブシュアを変える程ではないと判断していたので驚きました。


理由をきくと、顧問の先生に粘膜奏法と言われたからだそうです。


粘膜奏法とは、唇の内側の粘膜部分(リップクリームを塗らない部分)をめくり出してマウスピースに当てて吹く奏法の事を指します。


修正にあたってバランスは崩れ、今まで綺麗に出ていた音域は勿論出なくなり、相当悩んでいる様子。




うーーーーーん




トランペット吹きのアンブシュア問題は非常にデリケートなカテゴリーです。


僕もアンブシュアは相当悩み、師匠とも何度も相談をして、全てを失うリスクを覚悟して、今後の伸び代にかけアンブシュアの変更に踏み切った経験があります。


だから、

・あきらかな粘膜奏法である場合
・本人から相談を受けた場合
・一旦音域が狭まるリスクを負ってでも、可能性にかけたい意思のある場合

これらが確認できない場合は絶対に変える事を提案しません。

口周り『以外』の事を注意深く観察する事で、結果的にアンブシュアが良くなる事は充分にあり得ます。



本人が変えたい意思があるのなら協力しようと思いましたが、確認したら意思はなし。





まとめます。


全国の吹奏楽部の顧問の先生へお願いです。
安易にアンブシュアを変えないで下さい。

1mm変えたら感覚的には全く別物です。

当事者としっかり意思確認をとり、専門家に見てもらい判断して下さい。

大袈裟ではなく、その子の吹奏楽部3年間を台無しにする可能性が大いにあります。

その自覚と責任をもって指導に当たって欲しいと切に思います。






思った以上に重い話になりました!

適切な知識を適切なタイミングで伝え、楽しい音楽生活を送りましょう!



明日は赤ちゃんと2人でお留守番。
ミルクよし、おしゃぶりよし。アンパンマンも多数ご用意ございます。

どうか!どうか平和に過ごせますように!

トランペット奏者 大友拓哉ウェブサイト

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