お手入れ第2弾(グリス編)

大友拓哉

トランペット奏者・講師の大友拓哉です!
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意外と200人くらいの人に見てもらえたみたいで大友嬉しいです。




さて、本日は3〜4回にいっぺんくらいは確認しておきたいグリス編についてお話します。


前回記事でもお話したように油は2種類あります。

バルブオイル:さらさらした軽めの油
スライドグリス:粘土が高い重い油


本日はスライドグリスを使ったお手入れです。



ズバリ、スライドグリスを使うのは
ズバリ、主管と2番管です。


たまに中学指導に行くと、3番管にグリス沢山塗っている子がいますがオススメしません。

トランペットは実音C(13番)とH(123番)が恐ろしく高くなる楽器です。

その割に沢山曲で出てくるので、C、Hが出た時のみ3番管を抜いて対応します。



という事は動きはサッと動いた方が理想ですが、グリスだと重い!左手薬指ムキムキコースです。



主管がサラサラオイルだと困ります。

『楽器全体の音程調節を司る管』略して主管です。

ウォーターキーで水抜きする度にサラサラ動かれては困るので、グリス発動です。

2番管も同様の理由です。




先端にちょちょっと。


そのままぐーーーーっといれると全体に広がります。

手で塗り塗りして微調整です。

手が汚れるのは覚悟しましょう。これも愛です。


つづいて2番管。

管を抜く時は、2番ピストンを押してから抜くとスムーズです。


同様にちょちょっと。







このように、はみ出たグリスはティッシュで拭き取りましょう。





いかがでしたでしょうか。

グリスが薄くなった状態はかなり楽器の響きに影響します。


トランペットはグリスやバルブオイルを塗った状態で響くように設計されているので、丁寧なお手入れはコンディション安定にも必修科目です。



次回は感動のフィナーレ。
丸々水洗い編です。

トランペット奏者 大友拓哉ウェブサイト

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